悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

四ツ葉のクローバー

回覧板をとどけにいく。

この季節、お隣さんの玄関先に続く小道は 野の花にあふれている。クローバー。きつねのぼたん。タンポポ。からすのえんどう。じしばり。その他名前が分からないものも含めて、毎年15種類は下らない。この地に引っ越して以来の、例年の楽しみである。

ことしは道の中ほどに、四ツ葉のクローバーをみつけた。

娘のおみやげにしようか と手を伸ばしたが、そのままにした。

後日、一緒にとどけにきた娘にも見せてあげたが、やっぱりそのままにしておこうね、と話した。

回覧板をとどけにいく。

そのたびに、歩みをとめて、ちょっと幸せを感じる。

しあわせは不確かで、はかない。その瞬間を人為的に留めようと願っても、どうにもならないこともある。そんなことを考えている。(はは)