悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

ガソリンスタンド考

近所のガソリンスタンドの広告が入った。何でも給油カードを作ると、特典として一ヶ月間リッター6円引き。その後も3円引きになるという。

クレジット機能付のカードを増やすのはためらわれるけど、リッター3円は大きい。いろいろ考えたけれど、結局作らないことにした。

理由は、住んでいる地区にいくつかあるガソリンスタンドのうち、そこは比較的 従業員の表情がぱっとしないからだ。なんだか一生懸命じゃない。安いという理由だけで、毎回そこに行くのは「どうも心楽しくないな」という、言ってみれば直感みたいなものだった。

ケチケチを自認する私ですら、安さよりも「人」をとるんだもの。

誠心誠意の姿勢って大事だな~と思った。

それがしばらく前の話。そのスタンドの小売値段は、キャンペーン期間が終わると徐々にあがってきた。

もうひとつスタンドのはなし。

私は車でも原付でもガソリンスタンドを利用するけれど、どこのスタンドでも、原付のときには給油後の出車案内をされたためしがない。車のときには必ず、「どちらへ出られますかア?」と訊かれて、雨の日だって道路まで出てくれる。なのに、原付の時には給油ホースの下でサヨウナラだ。つまり「ありがとうございました」いっこぶん、車と差をつけられるっていうこと。

何リッター以上はご案内、なんていうマニュアルがあるんでしょうかね(^.^)

私の父はスタンド勤めだったが、よく「バイクのお客さんを大事にせよオよ」と口にしていた。バイクの(小口の)お客さんを大事にしていれば、その人が大きな車に乗るようになったときに、通ってもらえる。商売ってそういうものだ、と。

父が店長をつとめていたスタンドだったら、原付でも同じ扱いだったかな。と、給油のたびにちょっと思う。

もし実際に、そんなスタンドがあったら、「おおっ」って感心しちゃうけどね。

小口・大口っていう話じゃないけど

私も一人ひとりの患者さんを、差をつけずフラットに、大事にしていこうと。ガソリンスタンドから学んだ話でした。(はは)