悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

お茶について

この週末に研修会があり、研修所の喫茶室で二度、朝ごはんをいただきました。

食後にお茶をいただきましたが、そこで実感したこと

「お茶は淹れ方によって 味わいがかわる」

一日目は女性責任者が、二日目はウエイターさんが淹れてくださったのが明らかなのですが、この味オンチの私でも「はっ」とするくらい、味が違ったんですね。

実は生粋の静岡人なのに、私はあまりお茶が好きではありませんでした。小さい頃から食後にはお茶、ではありましたが、積極的に飲もうとは思わなかったし、親元を離れた後は急須・湯のみセットもあやしく、お茶はあっても減らないので封を開けてからどのくらいたつやら・・・

選べるならばコーヒーを選んできたし、今でも好きです。

でもお茶の名産地に越してきて思い直しました。 どこぞの外国のプランテーションで作られたコーヒー豆よりも、地産地消、そこの茶バラで作られたお茶の方がずっと安心じゃん。友人の住所が裏に印刷されているお茶を、ここの水でいただくのが正しい。そして確かに、これまでよりもおいしいお茶を味わえる機会が増えました。願わくばコーヒーよりも好きになれたら。

最初、こう思いつきました。お茶をエスプレッソで淹れてみたら、自分にあうお茶になるんじゃないか?

で、実際やってみて・・・胸悪くしました{%げっそりwebry%}「お茶はもともと薬として渡来したものだ、ってことを、体で実感しました。

それから毎日、お茶を淹れています。茶葉の量や湯の温度、浸出時間でこれほどかわるのだなと毎日実感します。そういう繊細な部分がお茶にはあるし、だから均一な味のペットボトルはともかくとして、敷居の高い部分はある。(飲料会社がペットボトルのお茶の味をほぼ一定に出来てること自体が、きっと並外れた努力なんだろうな・・・)しかしそこが面白い部分でもある。綿密にデータをとって究極のお茶を目指す・・・という根性はないのですが、お茶が美味しく淹れられた朝は気分がいいです。

今朝のお茶は、残念ながらやや失敗。いや湯温が高すぎたのか?でもちょっとでもぬるすぎると、葉っぱが「かぐわしい」よりも「青臭い」に近づいてしまう。難しいな~。面白いな~。一期一会ながら、美味しいお茶をいつもお出しできるようになりたいものだと、思っています。