悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

激ネリ

画像私が卒業した高校では、文化祭の夜にフォークダンスを踊っていた。

いや、笑わないでほしいんだけどそんな時代よ。さすがにオクラホマミキサーじゃなくて、もうちょっとアップテンポなやつを何曲か。輪になって踊る曲もあれば、ペアの曲もあって。「踊ってもらえませんか」なーんてね(*^_^*)、懐かしいね。

あまりに時代遅れな曲が多いから、新しい曲も入れよう~なんていいながら、高2のときに導入されたのが、佐野元春さんの「スターダスト★キッズ」だから。時代を感じる。

そのうちの一曲は、後半のある部分になると、「そーれ!」の掛け声で、みんなで円の中心にワーッと集まってきて、「激ネリ」するのがお約束になっていた。たぶん浜松の祭りの影響なんだと思う。こぶしを突き上げながら、叫びまくる。32小節が終わると円にもどり、またそーれ!で集まって激ネリ。

1年生には、当日までナイショにしておくのも伝統だった。その32小節間は、手を繋いで仲良くサイドジャンプする、と教わっていたのに、いきなり先輩たちがネルのである。ぼうぜんとする。

しかし2度目からは突進する。先輩ともみくちゃになる。

翌日はあちこち打撲痛なのもお約束だったな。

さて、今年実家の祭りに行ったときのこと。

神社さんの鳥居前まで山車(だし)を引いていくと、子供用の綱をはずして、「子供は脇によけて」となりました。あれ?こんなのいつもあったっけ?と思っているうちに、大人たちがネリはじめました。こぶしをつきあげ、スチャコリャ!スチャコリャ!

幼馴染Tと、「こんなのあったっけっかー」「私らン頃にはなかったよね」「あったら絶対やってたもんねー」と(うらやましそうに)眺めていました。彼女と私は、小学生の頃から無類の祭り好きだったので。その場も入りたかったけど、若い子ばっかりだし…私よそ者だし…

すると、Tの友人が、Tのはっぴの袖を引っ張りました。

Tは「え~♡」といいながら、私のはっぴの袖を引っ張りました。

私も「え~♡」といいながら参戦!

スチャコリャ!スチャコリャ!と大声上げて練る、練る。

あ、娘たち忘れてた。まあいいや、周りで見てるでしょ。

「あ~楽しかった(^.^)」と汗拭きながら戻ったら、

娘たちがドン引き?してました。え?踊るおかーさんをはじめて見たってか。まあいいじゃないの。

20年以上ぶりの激ネリ、楽しかったです。お酒まわったわー。