悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

参観日

午前中の患者さんを笑顔で見送ったら

ドアが閉まると同時に 帰る準備スタート

電話を転送に切り替え

ストーブと時計を確認して

着替えと荷物をかばんに突っ込む

タイミング悪く転送電話が鳴り出す

いやー今日はすみませんと頭を下げて

早く切りたいのに~と思いながら後日の予約をお願い

転がるように駐車場まで走って

ドアミラーも開かずにエンジンスタート

どうか道が混んでませんように

やっと国道からそれて山道に入ると

ホッとする。空気もかわるし時間も読める

確か今日は、道路工事の通行止めはないはずだ

5時間目のはじまりまであと13分

うちの子は出席番号が早いから

今日の発表は前のほうかもしれないな

どうか間に合いますように

かっせーかっせー かあちゃん

かっせーかっせー かあちゃん

自分にエール

多分こうやって

マチで働くお母さんたちは 

何分か違いで同じ道を 急いで学校に向かっているんだろうなと気づく

妙な連帯感

10キロの山道 知り尽くしたカーブ

子育て中のおかあさんだって

子供や病院の送り迎えで 何度も往復する生活道路

すれちがいで軽いアイコンタクト

おたがいがんばろう

かっせーかっせー かあちゃん

かっせーかっせー かあちゃん

ママ友にエール

すべりこむ教室で 振り向く子どもの笑顔

よかった。