悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

あいさつ考

マチの施術所の近くを歩いていたら、鳶職の服を着たおにいちゃんと、すれ違いざまに目が合って「こんにちは~」と言われた。

ちょっとびっくりしたけど「こんにちは」とゴニョゴニョ返した。それから,えがおがなかったなと後悔した。

それでも気持ちよく挨拶してもらえたから、こっちの気持ちがはずんだ。だから、その次にすれ違ったおばあちゃんに「こんにちは~」と声をかけた。

マチではすれ違っても挨拶しない。

ヤマではするのに。

なぜだろう?

数ヶ月前、娘2人と一緒に、やはり施術所の近くを歩いていたら、娘が通りすがりの方々にいちいち挨拶した。「ここではいいんだよ」と、思わず口にした私に、娘は間髪入れず「なんで?」と訊いてきた。なんでだろう?

マチの小学生たちは、帰り道に緑の腕章をつけて立っている「見守りさん」たちには「ただいま~」と声をかける。でも私のような「知らない人」が声をかけても、あまり挨拶を返してくれない。なんでだろう?当たり前だよね。でも何で、それで当たり前なんだろうね。