悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

あいさつ考 2

先日あいさつの話を書いて、たくさんコメントをいただきました。その後ぼちぼちと、コミュニケーションということについて考えております。

施術所の周りをウォーキングするとき、今日はあいさつをテーマにするぞ!と決めてみました。かなり勇気が要ったけど。年配の方の散歩、赤ちゃん連れのおかあさん、自転車のおばさん。10人ばかり声をかけて、いろんな反応がありました。

都会で子育てしていたころには、ご近所付き合いも少なかったし、毎日毎日「今日も夫以外のオトナと口をきかなかったな」という時期がありました。今では考えられませんが。

そうすると、ちょっとしたことでもいいから「オトナ同士の会話」に飢えるんですね。メールも今ほど発達してなかったし。友人との電話では機関銃のようにしゃべりまくってました。そしてその後しんとしました。

そんなことも思い出しました。

あのころは道端で声をかけられると、それだけで嬉しかったっけ、と。

オトナも子供も、コミュニケーション下手が増えてますね

(自戒をこめて…)

子供は親が、周りの人々とどう接しているか、実によく見ていますからね。親が挨拶しなければ子供もしませんね。電話を切った途端に本音を出せば、その姿をじーっとみてたりね。

その昔私も、母親が電話に出るときの、声の裏返りっぷりをモノマネしてこっぴどくしかられたことが…。

ヤマでは、ご近所さんの様々な年代の方と接する機会が多いから、高いコミュニケーション能力が必要ですよね。「こんにちは~」と言いながら、「この人に何かお礼言わなくちゃいけないことなかったかしら!」と素早く検索!脳トレじゃないかしらん。

先日は娘が、あいさつしながら、その前にいただいたお漬物のお礼まで言えたと聞いて、わが子ながらえらいなあと感心してしまいました。

コミュニケーションの形って日々変化していますね。先日ソフトウェア関連の仕事をしている同級生に、新型ゲーム機や「オフ会」なんかの話をきいて、「へえー、へえー」としか答えられず。まさに浦島太郎の気分でした。

でもね(←古い人間の逆襲)やっぱりバーチャルはリアルを下敷きにしていない限り、浮き草になってしまうと思うのよ。

基本は言霊のやり取りだと思うのよ私。

目線を合わせて、良識を持って相手を思いやりながら、言葉を交わすこと。そんな能力の経験値を上げて生きていきたいのです、私は。

さてウォーキングの帰り道

野良猫がいたので、試しにあいさつしたら寄ってきました。

ゴロゴロと喉を鳴らされて、かわいいなあ~♪色々と話しかけつつなでていたら、いきなり爪を立てられて「イタタタタ!」ネコ相手のコミュニケーション能力不足を実感…後にはひっかき傷3本が残りました。