悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

むかし、不動産関係の仕事をしていたことがある。

今、親族がちょっとした不動産トラブルに巻き込まれていて、

まったくど素人だから、配達証明文書で権利だの義務だの法的措置だのといわれると、かわいそうなくらい縮んでしまう。

私はそういう弱い者いじめはゆるさない。

不動産業者のおどしなんてぜんぜんこわくない。

代わりに電話をして、にこやかに代理のあいさつをしてこちらの意思をかるくジャブした。

(本当は心臓がばくばくしてたけど)

でもなんで、こんなに許せない気持ちになるのか?

それでやっと気付いた。ずっと前の記事に描いたけど、

私自身が、無力の老人をいじめる側にまわったことがある。

ひきこもって「もう誰も信じない」と言っていたあの人は、今の親族と同じだ。

その方のアパートにあった鉢植えと、同じものをみると、今でも胸が痛む。

ええかっこしいで、自分だけは違うような顔をしてハンコをおさせたのは私だ。

弱い者いじめをしていたのは、私だ。

罪滅ぼしといったら、かなり自分勝手だけれど、

あのころよりはまともな人間になっていると信じて、

今回を乗り切ろうと思う。