総天然色の風景
金環日食は、子どもたちと一緒に学校で見ました。
いつもの夕暮れとは違う、奇妙な色あいの風景を、太陽よりも熱心に見まわしていました。
友人は、ブログで「銀色の光」と表現していましたが、合点合点
細部までクッキリハッキリとみえて、総天然色(古いね)というか、ハイビジョン放送みたいな感じかな?
それで思い出したことがあるのですが、
人生で二度だけ、あれっと目をこするほど、周りの景色がそんな色合いで見えたことがあるのです。
スポーツをしていて、ぎりぎりいっぱいの勝負をして、ホッと一息ついたときに、見回した森の風景が総天然色。何度目をこすっても、色彩の印象がいつもとまったく違う。
そんな状態が何分かつづいて、また元に戻りました。
あとになって、身の危険を切り抜けたときなど、命のスレスレのところから回復したときに、そういう現象が起こることがあると知りました。脳内物質の影響かしら~?
だとしたら、今回日食の時刻に、動物たちがさわいだというニュースも納得がいきますな。
だって、身の危険とつながった記憶かもしれませんからね。
だから、人間も日食の風景に、胸騒ぎを覚えるのかもしれません。
太古の記憶を揺さぶられるような風景だと感じるのは、私だけじゃないよね?