東京に住む息子さんのところへ、ときどき出かけるおばあちゃん。
いつもは車にのせてもらっていくが、ある時新幹線で東京駅に降り立ちました。
ほう、汽車で行ったか。すごいなあ○○ちゃんは。
なあに、行くのは行けるでええだが、
まあーず、東京駅が人ばっかりで、こわいこと…
「これだけの人が、まったく、どこへ散るずらと思ってな」
そう真顔で話して、お茶をすするおばあちゃんでした。
私も高校生のとき、東京駅でボーゼンとした覚えがあるので、たいへん共感しましたが、そんな風にジャストの表現は見つけられなかったなあ。まったく、どこへ散るずらか。