ゆでる うでる
新じゃがの季節に、突然ですが・・・ジャガイモってどうやって茹でてる?
よく「たっぷりの水で茹でて」なんて書いてありますよね。わたしは、そのまんまの受け取り方で、ひたひた以上の水で茹でて、その後お湯を切っていました。
茹でるよりも蒸すほうが、栄養が逃げないで美味しいようにも思ってました。
でも、ヤマに来てはじめて、「ひたひた以下の水を入れて茹ではじめ、水がなくなるまで加熱する」やり方を知りました。
おばあちゃんは「ジャガイモはそうして『うでる』だよ。蒸したことなんかないぞ。おれはけちだから、茹で汁も捨てない」と笑うのだ。
サトイモもしかり。蒸したことなんかない、水がなくなるまでうでるのだ、と。
そのとおりに作ってみると、たしかに塩が効いて味も濃いようだ。蒸すよりも加熱時間が少なくてすむようでもある。気持ちよく自分の無知を思い知る40代。。。
しかし、火が通っても水がなくならないことが多く、「うでる」一つも技術だなあと思う。
ばあちゃんは、くわの傷がついたじゃがいもから順にゆでて、ヤマの畑に持っていって、昼に焚き火でチョイと焼いて食べるらしい。すばらしいです。