富士山の上でおにぎりを
出発の前日、娘がそっと告白した。
「小さいころ、富士山のてっぺんってタタミ2枚分ぐらいなカンジでイメージしてたの」
「へえ~そうなんだ」
「だから、そこに神社があるって聞いて…
わかんなくなっちゃったんだよね~~」
ちんまりとミニチュア神社があるのを、想像していたらしいです。
「じゃ、『100人で、食べたいな~♪』ってのはどーなるのよ!?」
「だから分からなかったんだよ~~~」
どうやら、『100人載っても、だいじょーぶ!!』、みたいな感じでおにぎり食べてる図が浮かんでいたらしいな。
そんな娘たちでしたが
先日ようやく、自分の目で確かめてこられました。富士山頂。
神社どころか郵便局まであることに目を見張り、
火口のばかでかさに圧倒されて、
金剛杖の焼き印に満足し、
砂走りで歓声をあげて。
長い長い一日となりました。
私自身も 四半世紀ぶりの富士山。連れて行ってもらう側、自分たちだけで行った高校生の誕生日、そして連れていく側へと、人生のステージの移り変わりにしみじみしました。
家族で富士登山、よかったよ。おすすめします。