灰汁を利用して
薪ストーブを使うようになって、毎日木灰が出るようになった。畑の肥料にしようとためたり、庭の堆肥場に混ぜたりしている。
ストーブ大先輩のNさんは、台所に「灰汁」と書いたペットボトルを常備している。
茶シブを落としたり、シンクを磨いたりに使っているらしい。ざるに新聞紙を敷いて、灰を濾し、バケツに受けるんだよと教えてくれた。
「ちょっとなめてみる?」と言われて、素直になめたら「!!!」ひどい刺激で笑われた。いじわるだ・・・
ところで、カヤの実をたくさんいただいたので、なんとかしてアクを抜いて食べたいと思っている。
いろいろ調べてみたけど、具体的なところは分からなかった。灰汁に漬けるとか、煮てからさらに漬けるとか。
そこで、Nさんにならって、まず灰汁をとってみた。
ところが、同じようになめてみても、ぜんぜん刺激がないんである。量をふやして再挑戦したが、うまくいかない。
「うまくいかないんですよ」と 頂いたコーヒーをすすったら、Nさんはあっさり
「雑木じゃないんじゃないの?」即答だった。
雑木をたくさん燃やしたな、というときの灰を使うと、いい灰汁がとれるらしい。たしかに杉ヒノキが多かった。
木によって、燃え方が違うのをまなんでまーす、なんて偉そうに口にしたばかりだったけど、
そんなことひとつ気づかないで、なるほどなあ。でした。
今度の季節にはそばの灰で、こんにゃくも作ってみたい。