デカありがとうね
デカ、最期の雄姿。
先日書いた、ハクビシンの事件で生き残ったデカは、
背中をかまれ、足を折ったようだったけど、一度は小屋をでて 以前のように庭をつついてまわるほどに回復した。
けれども、次第に衰弱して、小屋の上部に寝に帰ることもできなくなった。
亡くなる前の日の朝は、水入れの横で座り込んでいた。いつもならばチャボたちが、朝けたたましく餌を求めるのだけど、その朝は鳴きもしなかった。
最後の夜は、家の中に入れて保温した。スプーンで水をあげたら、飲んでくれたと娘がよろこんだ。
翌朝、正直もうだめだろうとのぞきこんでみたら、まだ薄い息をしていた。見る影もなくおとろえて、鳥ながら死相があらわれているようで、命あるもののいきざま、しにざまを教えてくれるようだった。こうして命の火が消えていくのだ、という姿を。
小屋にはチャボ2羽が残った。一時期よりも元気になってほっとしている。さて、今後はどうしようかと考えている。