悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

あれから10年も

日経新聞ニュースより転載)

中越地震から23日で10年 92時間後救出の優太君「人の役に」

 2004年の新潟県中越地震から23日で10年を迎える。同県長岡市の崖から崩れた土砂に車ごと巻き込まれ、約92時間後に救出された皆川優太君(12)は今春、中学生になった。祖父母に育てられ、多くの人の手で助けられた当時を思い「自衛隊に入って人の役に立ちたい」と将来の夢を描き始めている。

 祖父、敏雄さん(78)と祖母、ミハルさん(76)と3人で暮らし、同県魚沼市の中学校に通う。身長は170センチを超え、体重64キロと同級生たちより一回り大きい。小学生のときに習った柔道を友達に誘われ再び始め、6月の柔道大会で優勝した。

 2歳だったあのとき、覚えているのは「暗い所にいたこと、ヘリコプターの音がしたこと、ふわっと高い所につり上げられたこと」。点滴による治療が続き、事故から12日後に初めて口にしたのは黄色いスイカだった。「すごくおいしかった」

 月1回は訪れる事故現場で、母の貴子さん(当時39)と姉の真優ちゃん(同3)に手を合わせながら「どうして自分だけ助かったんだろう」と考えることがある。2人を覚えていないため「どんな人だったのかなと思う。自分が成長しているかどうか分からないけれど、心配はかけたくない」と話す。

 テレビに流れた広島市の土砂災害や、長野県の御嶽山噴火のニュースに見入っていたといい「自衛隊が被災した人を助けに行くのを見ると、すごいと思う。やっぱり助けてもらったから大人になったら同じようになりたい」と力を込める。

 この10年、多くの励ましの手紙や品物が届き、それぞれ大切に保管している。野球好きで元プロ野球選手、城島健司さんから贈られたサイン入りのユニホームとミットは宝物の一つ。「会ったことがない人が多いけど、みんなにありがとうという気持ちです」

以前、この事故を題材にして日記を書いたことがあったけれど(2010年9月 63.3)、ああもう10年たったんだなあとしみじみした。

先日の台風18号でも、え~ここが・・・と思うような箇所がいくつも崩れていた。

そしてこのところ、自分と同じ世代の方の訃報に接することも重なって…

しみじみと、今をしっかり生きようと思う次第です(^-^)

さて、子どもを笑顔で迎える準備をしよう!