タイサンボクの花の香りは
週に一度、月曜日に働いている 市営湯ノ島温泉では、いつも季節の花が活けられています。
これは、従業員のおひとりが 庭から切ってきたタイサンボクの花。タイサンボクはたいてい高木で、こんな見事な花は 見上げる高枝にしかつきませんが、はじめて間近に見ることができました。
しかもすばらしい芳香!さわやかな初夏の香りです。
タイサンボクは、娘たちがお世話になった幼稚園に植えられていました。子どもたちにとっては「年長さんになったら登ってもいい木」あこがれの存在でした。競うようにして登る姿を、ママ友といっしょにサポートした思い出が。
花を美しく活けられるってすばらしい。温泉の管理をされているRさんは、自己流だよと笑いながらも、花を生かす達人です。温泉で飾ってくりょうや、と、花が持ち込まれることもしばしば。
先日も、朝から電話。
「あじさいが見事に咲いた。
切っておくで、持ってってくりょう。
ばばあとにらめっこしてるより、よいらで」
見事に水切りして、玄関口を飾ってくれました。