静岡市こどもミュージカル2016 演技指導とシャー子の関係とは?
静岡市こどもミュージカル「風吹く丘のユンドラス」稽古も佳境に入っています。
ある日、どーーしても、娘の演技の固さがとれなかったらしいんですね。
そしたら先生が、「窓から“大好きーー!!”って 叫んでみな」と、言ったらしい。
「そんな恥ずかしいことできません」と言ったら、
横から友達が、「○○ちゃん、猫大好きって言ってたじゃん。
ネコちゃんのこと思い浮かべて言ってみたら?」と。
それで、娘は
シャー子のことを思い浮かべながら、
「大好き--!!」って
叫んだらしいんですね。
そしたら先生が、
「これから出演の前に、その猫のことを思い浮かべなさい」と。話してくださったらしいです。
そういうふうに、切り替えスイッチ、「入る」スイッチを持つことは、
高いパフォーマンスをするときに とても重要なことだと思っているのですが、
それを自然な形で、スッと納得させてくださったことに、話をきいて感動しました。
実は上の娘は
中学校の部活動で、大事な試合の時には
以前飼っていた猫の名前を、腕に書いていたようです。
上がらずに心を平静に保ちながら、集中するためのスイッチ。
わたしにとってのそれは
亡くなった父のことを 思い浮かべることでした。
スポーツの大会での出番の前に、ひとしきり思い浮かべて、どん底まで悲しくなると
落ち着いた状態で、ふつふつと強い集中力がみなぎってくる。
娘たちにとってのそれが、愛するネコちゃんかと思うと、とても嬉しくなります。
家に帰ってくると、下の娘はさっそく
「あのね、本番前にはシャーのこと、思い浮かべるからね」と、話しかけていました。そっぽ向かれてたけど。