同窓会っていいもんだな
母校の高校に関東支部があり、しかも毎年総会&懇親会を開いている…と知ったのは、つい最近のこと。今年はわが40回生が当番学年として、準備運営にあたる。
ついては「20分程度、みんなの前で話してもらえないかな?」と、悪友Yちゃんから連絡があった。
「山とかイノシシとかの話しかできないけど」
「そういう話、ききたい~」
「・・・どうしようかなー」
「飲み会、楽しいよ♪」
それで決まりだった。準備会のライングループに参加し、段々と状況が知れてくるについて、たいへんなコトを引き受けてしまったらしいと、心配は募ったのだ・・・
久しぶりの東京駅で早くも人酔いし、
大手町の高層ビル群を前にボーゼンとして、
旧制中学の大先輩や、30年前の恩師たちが続々と集まってくるに従って・・・{%困るwebry%}{%げっそりwebry%}{%がっかり(orZ)webry%}
20分間のセミナーは、扱いなれないパワーポイントに苦労しながらの、たどたどしいものに終わった。
ヤマのおばちゃん力全開だ。
なのに、懇親会では思いもよらず、あたたかいねぎらいに包まれた。
「うちの子も、ヒエとアワでアトピー治ったんよ。
そういうの、うんと広めて」
「イノシシの解体、興味あります~~」
「ブルガリア人の妻の故郷では、鶏100羽飼うのが普通で・・・」
「県の移住促進活動にぜひ」
「いい話だった。でももうちょっとパワポ練習してね」などなど・・・
恩師は30年分老けて、しかも中身はまったく変わらなかった。
孫と遊びたいんだよ!と帰るのを、同級生で拍手で見送った。
三次会は同級生だけで騒いだ。
どいつもこいつも、みんなどっこい生きていた。
30年たったら、あの頃言えなかったことが素直に言えた。できなかった握手や、ハグを交わした。
過去の大切な一時期を、共有した仲間って、なんて素晴らしいんだろう。
いつ次会えるものかはわからないが、
ふんわりとして、根っこの生えた大事なものを、心の奥に残してくれた。
Yちゃんありがとう、感謝するよ。