タケノコ掘り 2017
山菜採り、タケノコ掘り、お茶の手伝い、などなど…
山里に住み始めたころのほうが、かえって山里らしいことを楽しめていたな、と感じることがある。子どもたちが育つにつれて、どうしてもマチとのつながりが強くなってきた。
と、嘆じていたら
Kばあちゃんのところで仕事の後、ちょっくり行ってみるか、ということになった。イノシシにやられているかもしれんけど、1つ2つはあるかもしれんでさ。連れて行ってくれればうれしいだが。
急な山道を、ばあちゃんを気遣いながら上がってみると、あるわあるわ。さすがにばあちゃんは目が早く、「たいへんだなあ、ほれ、ここにもあった」と笑って指さす。
あれば放っておくはもったいなくて、がんばって掘りあげ、がんばって担ぎ下ろした。これでも、4つ5つおすそ分けしてきた量である。
「急ぎ仕事には、さきに火をもせ。とは、お母ちゃんがよく言ったもんだ」と、ばあちゃんはモヤを運び始めた。私はばあちゃんに教わりながら、下ごしらえにかかろうとしたところです。