ハリポタ再び その2
なんだかんだで、すでに第4巻「炎のゴブレット」まで読み進めている私|д゚)睡眠時間が足りませーん
4巻のラストにも、名セリフがあります。
(☆以下、ネタバレご注意くださいませ)
炎のゴブレット編は、先行きに暗雲がたちこめ、暗い将来を予感させながら次に続いていきます。
主人公ハリーは「一千ガリオン」(ガリオンは魔法界の通貨単位)を手にします。でもそれは、大きな代償を支払っての賞金です。それを、ハリーはどうしたか。根っからのいたずら好きで、いたずら専門店を開こうと画策しているフレッド&ジョージ兄弟にあげるのです。
「君たちが受け取って、発明を続けてよ。これ、悪戯専門店のためさ」
「やっぱり狂ってるぜ」フレッドがほとんど恐れをなしたように言った。
「いいかい」ハリーが断固として言った。
「君たちが受け取ってくれないなら、僕、これをどぶに捨てちゃう。僕、欲しくないし、要らないんだ。でも、僕、少し笑わせてほしい。僕たち全員、笑いが必要なんだ。僕の感じでは、まもなく、僕たち、これまでよりもっと笑いが必要になる」
「ハリー」
ジョージが両手で袋の重みを計りながら、小さい声で言った。
「これ、一千ガリオンもあるはずだ」
「そうさ」ハリーがニヤリと笑った。
「カナリア・クリームがいくつ作れるかな」
今日はお久しぶりで、90代の方をお見舞いに行きました。正直にいって「こんなにも弱ってしまったか」と愕然としながらお話ししました。その息子さんも手術を終えたばかりです。
お嫁さんをねぎらうと、
「ほんとだよーう。私がどうにかなっちゃえたらいいんだけどねえ。これがまた、何ともならないんだわー」と笑顔でした。
また、長く介護をされている ほかのかたにも、今日は偶然出会いました。普段は車のすれ違いで、そっとあいさつしあうだけですが、話せてよかった。のんびりと、野山の恵みで作ったお菓子の話をしました。
私にも、やっぱり悩みはありますが、眉根を寄せて「どうなっちゃうのかしら」と悩むよりも、そんなときだからこそ笑っていたいと、しみじみ思います。ハリポタ・シリーズにおいて、フレッド&ジョージの繰り出すジョークにはずいぶん救われます。彼らのセンスは足元にも及びませんが、目指すは彼らのお母さん、モリー・ウィーズリーのように。美味しいものをどっさりつくって、あふれる愛情を注ぎながら、笑っていたいなあと、再読してさらに感じた次第です。
「不死鳥の騎士団」・・・読み進めるか、ちょっと休もうか。先行きを一度読んでいるだけに悩むわ。