手をみがくために
好きな手、好きになれない手がある。
整体、マッサージ、エステ系、体にかかわる仕事はいろいろあるけれど、
うまがあう、波長が合うのと同じように、体と手の相性ってあると思う。
施術して、自分の手を磨くのも大事だけれど、
施術を受けるのも勉強になる。
あくまで、自分にとって だけれど、
謙虚な手
自分本位の手
雑な手、丁寧な手
誠意が伝わる手 時間つぶしの手
省力モードの手、何とかして症状をなくしたいと、必死な手
いろいろな手があるものだ。
私は、どんな患者さんに対してもフラットでいたいと心掛けている
初めての患者さんに対しても、何年来と呼んでいただいている患者さんに対しても
細くて硬い筋肉の方も、全体に柔らかいが芯が悪さをしている方も
どんな方でも、たとえば一瞬でも「この人は楽だ」と高をくくってしまったとしたら、失敗するだろう。
楽をしようと思わないこと
ゆうべの患者さんは、いつものように帰り際に握手をしたら
持病でうまくしゃべれない口で、「人生観が、伝わってくる」と言ってくださった。
感動した。
私はそんな患者さんたちに支えられて、この仕事を続けられているのだと思う。