鶏小屋解体作業
先日の、風が強かった台風で、鶏小屋がこわれてしまった。まさかこんな大きなものが、手もなく方向をかえて、ひっくり返ってしまうとは思わなかった。
6月に記事にしたチャコは、じつはその後ほどなく、亡くなった。老衰だったのだと思う。だから、鶏小屋には住民がいなかったのが、せめてもの救いだ。
昨日やっと、鶏小屋を片付けた。ひとりでくぎ抜きと、のこぎりと、ねじ回しを使って。
鶏小屋を作ってくれたのは、地元の大工のAさんだった。棟梁に鶏小屋をお願いするとは、私たちも図々しかったもんだ。快く引き受けてくれて、ある日庭に忽然と置いてあった日の事は忘れられない。どうやって一人で車から降ろしたんだろな。
そのAさんも鬼籍に入ってしまわれた。
片づけに格闘しながら、Aさんや、これまでの鶏ライフのあれこれを思い出していた。自分で決めたことは、自分で責任をとろうと、そればかりを思いながら、なんとかバラシ作業を終えた。
あまり良い鶏飼いではなかった。性懲りもないが、また飼いたいと思う。今度は自分で、小屋を作りたい。