長生きにこだわらない 矢作直樹
サブタイトル:最後の日まで幸福に生きたいあなたへ
帯の文章;救急医療の現場で生と死を見つめてきた医師が伝えたい
人生100年時代の心の持ち方
長生きすることが、まるで美徳のようにメディアは取り上げますが、長生きは単なる結果であり、人生の目的ではありません。
私達は生きる時間の長さを競うために生まれたわけではありません。
寿命や余命は人それぞれであり、比較してもしかたがないのです。
最も大切なのは、生きた年月(時間)ではなく、いかに生きたかということ。その人が、何を体験し、何を学んだのか。そこにつきます。
心配いりません。
人は全員いつかちゃんと死ねます。
死なない人は一人もいません。
死に方に上下はありません。
怖くもありません。
笑顔で暮らし、好きなことをしながら、安心してあちらに帰りましょう。
病を得て、覚悟の治療に取り掛かろうとしている方を身近に知り、
立ち寄った本屋で目に留まった一冊です。
まあ縁があったといえるだろう。
上記のような考えを元にして、それを実践していく日々の心構えや具体的な提案が語られています。
「中今(なかいま)精神」今こそすべて、今を楽しむ精神で、私も生きていこうと、心が軽くなりました。