悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

虫の住処づくり

先日、市の主催行事に参加してきました。カブトムシやクワガタムシの幼虫が冬越しできる住処(エコスタック、というのだそうです)を作ろうという趣旨のものです。

会場は 市の中心部から少し離れた 来年度オープンの市民の森です。車を降りて少し歩くと、秋山のすがすがしい空気が心地よく、そういえばしばらく雑木林に来ていなかったな、と気づかされました。近所のお寺や神社で、自然に毎日触れてきたような気分になっていましたが、やはり落葉樹のからっとした雰囲気は格別です。

午前中はまず、虫たちの生態について、寸劇?や人形を使った楽しいレクチャー。幼い子どもでも、幼いなりに、虫の命の大切さや 生態系のつながりが(虫キングの流行を越えて!)理解できるよう、工夫が凝らされていました。

そしてお楽しみ、幼虫探しと観察。あらかじめ3つの山が用意されており、どれに一番多いかな?というクイズ形式で始まりました。みんな一斉に、服が汚れるのもかまわず 素手で掘りまくっていました。結論としては、一番湿り気があってこなれた土に多かったわけですが、それが『馬糞』だと知ってみんな「ええ~」!絶句。

その後ではしっかり軍手をはめて、慎重に掘っていたのが 妙に印象的でした・・・

お弁当をはさんで、主題であるエコスタック作り。杭を打ち、間に竹や小枝をからませて、四角いスペースを確保します。それから落ち葉や土を集め、最終的には幼虫のお引越しまで。力の強い大人から、ほんの小さい子どもまで、それぞれができることを協力して、無事作業は終了しました。

帰りの車中、娘が「あのねえ、虫好きになっちゃった」とつぶやいたのが印象的でした。ちゃんとお世話するから、と約束して、幼虫も1匹いただいてきて、名前までつけていました。

翌日は、ちちからもらったカブトムシ・クワガタムシの実物大パズルを喜んで組み立て、ごっこ遊びしていました(まるでゴ○ブリそっくりだと、ははのほうが引き気味でした・・・)。

あのキラキラ・フリフリ・カワユ~イ好きの娘がねえ・・・と、

改めて『実体験のチカラ』を感じています。

ちなみに

これを書くとすっかり手前味噌!なのですが、

実はこの行事、市から委託されて ちちが企画運営したものです。普段は、あくまで仕事の場だから、と家族が顔を出すことはひかえているのですが、今回珍しく参加させていただきました。

ちちの仕事ぶりを見られたのはとてもよかったのですが、いかんせんまだ幼い娘たち。お父さんが、フィールドネームをつけた 別の存在になってることは まだ理解できません。もっと遊びたかった!と泣かれました。

もう少し大きくなったら、ちちの仕事の意味を、もっと理解できるようになるでしょう。それもまた、先の楽しみ、楽しみ。(はは)