一人の時間/柿のムース
先日のこと。なんだか分からないけれど イライラの収まらない一日でした。
娘が「ねえねえ~」と話しかけてくるのも めんどくさいな、と感じてしまいました。せっかく、ネットで見つけたレシピで 柿のムースを作る約束をしていたけれど、一緒に作るのも気が進まず・・・こそこそと一人で作ってしまう。いかんな~と我ながら感じていました。
夕方になり、主人が(めずらしく)二人を連れて買出しにいってくれるというので、
「じゃあ、ちょっと私、外に出てきてもいいかね」と 一緒に靴を履きました。
川沿いの土手道を少し走り、河原に下りて息を整えました。もう釣り人の姿もなく、夕焼け空が大きく広がっていました。久しぶりに息があがって頬が火照り、気分が良かった。こういう時間、しばらくなかったなあ、と思いつつ 川のたもとに腰を下ろしました。
次第に暗くなる空と水面をながめていたら、何の魚だろう、ピンピンと時折はねているものがいました。水面近くに集まる虫たちを捕まえているのかな。あちらこちらでチャポン、チャポンと、その音だけが響いて、静かな夕暮れ時でした。
それだけのことなんですが
すっきりと気分が晴れて、家に戻って夕飯のしたくをして
「おかえり~」と笑顔で家族を迎えられました。
夕飯はみんな大好きな 鶏手羽と豚バラ・しいたけ・ビーフンのおなべ。そしてもちろん、デザートは柿のムース。ムースってモノを(意識して)食べたことがなかった娘は、
「ムースって、鹿じゃん~」
などととぼけたことを言っていましたが、パクパク親の分まで(涙)食べてくれました。
ありがとう娘たちよ。そしてお父さんもね。(はは)