心の通い合い

先日初めて“こうじ屋さん”へ行きました。

今年からはじめた味噌作り、ブログでも何度か記事にしましたが、もういっちょ、麦味噌にも挑戦したくなりました。で、以前友達が見つけてくれたこうじやさんに豆と麦麹を注文して　当日店頭へ。

門構えはけっして広いとはいえませんが、落ち着いた風情で、土間作りの店内には　こうじの甘い香りがただよっていました。ご主人は柔らかな表情で、品物を準備してくれました。

「先日こちらでいただいたお豆が・・・」と話しかけると、顔がほころんで、しばし豆談義に花が咲きました。

ご主人は実にいい顔でした。毎日生きたこうじを相手にして、自信のあるものをお客さんに提供し続けると、こんな顔になるのかな。

来年もよろしく、なんていったら鬼が笑うかな・・・と思いつつ　店を辞しました。

あちこちの職場を回って　配達の仕事をしている友人が、その雰囲気の違いについて話してくれたことがあります。中でも、職場の雰囲気が暗く、表情が険しいのはこんな部門だ、などなど。詳しくは書けないのですが、キーになるのは「人間関係」かなと思います。心が通い合う仕事かどうか。プラスのエネルギーが働いているかどうか。

極端な例かもしれませんが、このごろデイトレーダーが注目されていますね。一日パソコンの前で株取引を繰り返す・・・２０代で年収何億、なんていう数字が新聞をにぎわせました。

もちろん　家にいてそれだけの収入があるとなれば、主婦の私も心惹かれますが、それでも　仕事としてするには　しんどいだろうな、と思います。お金を動かして、動かして、そこに心の通い合うものがまったくない、というのは。

私が今　勉強していることは、いずれ人と関わりあっていける仕事をするためのものです。

職業に貴賎なし、とは言いますが、どうせ毎日することだったら、プラスのエネルギーを交換し合う仕事をしていきたいものだな、と　こうじやさんに行ってつくづく感じたことでした。（はは）