ごはんごま
以前にも書きましたが、我が家の主食は玄米ごはんです。一番基本のものの栄養がしっかりしていると、他が手抜きでも安心感があるので。
そして、玄米では足りない栄養を補ってくれるのが、黒ゴマだそうです。何がどうだ、という詳しい栄養素はすっとばして、「そういうものか」とうのみにして、我が家では「玄米ごはんに黒すりゴマ」が定番となっています。
炒って擦って、ちょっぴり塩を混ぜたものを、常備しています。ふりかけ類はあまり好きじゃないけど、これは自由にかけていいことにしています。
でももちろん、まだうまくかけられない2歳の娘は別です。いつもやってあげるのですが、これがうるさい。ごはんの表面全体にまんべんなくかかっていないと、「ここがまだだ」と泣いて怒ることがある。
先日、あんまりにもこだわって食べようとしないので、腹が立ってしまいました。
「・・・そんなら自分でかけていいよ。どーぞご自由に!」
どん、とタッパーを置いてしまいました。
うえーん、と泣きつつフタを開ける娘。
どばっ!およそ1カップ分はあろうかという黒ゴマが、ごはん茶碗にてんこもりになってしまいました。沈黙するはは、娘二人。
強情にも娘は、何も言わずにしょりしょり、しょりしょりとゴマを食べ始めました。これはもう、ごまごはんじゃなくて ごはんごま。しょりしょり、しょりしょり。ちょっと困ったような顔をしつつ、お茶も飲まずに、相当食べました。沈黙。しょりしょり、しょりしょり。
もう怒る気力もうせて・・・っていうよりも、おかしくて吹きだしてしまった。娘二人も、はじめはきょとんとしていたのですが、三人で大笑いになってしまいました。あんまりおかしくて、ゴマだらけの食卓と、極悪犯人のような娘の口元の、記念写真をとりました。
その夜と、翌日。娘が特大のモノを出してくれたのは、言うまでもありません。失礼しました・・・(はは)