けんかのきもち
aisbn:4591070441けんかのきもち
先日 友人と飲みながら、
恥ずかしながら どうしても気の合わない他のママ友達のことを口にしました。
そしたらその友人が「けんかのきもちだねえ。けんかのきもちっていう絵本があるんだよねえ」と、ぽつりと言いました。
その場は別の話題に流れていったのですが、それが心にひっかかっていて
昨日図書館に行ったら、ふと背表紙が目に留まりました。
大好きな友達とけんかしてしまった。友達があやまってくれても、周りがなだめてくれても、その「けんかのきもち」がおさまらない。
その自分の心持を 正直にぶつける子どもと、それをそのまま受け止める 周囲の懐の広さが、しっくりと胸にしみました。
幼稚園に通う 娘たちのけんかを見ていると、
「いやだったよ!」
「ごめんね!」
「いいよ、もうしないでね!」
「わかったよ!」
と、言い合うのがルールになっています。
そういうおきまりのパターンを作って、いざこざを長引かせない、気持ちをおさめるきっかけになっているのは分かります。
でも、「ごめんねっていってくれない!」「ごめんねっていったら、いいよっていわなきゃいけないんだよ!」と、またまたけんかになるときもある。
けんかの気持ちが (自分で納得して)おさまるまでは、ほんとは何いっても無理なんだよね。
子どもに限らず私だって、むかっと腹が立ったとき、ごめんねと言われても すぐには許せないことがある。「ごめんで済めば警察はいらんわ!」と悪態つきたくなることもある。
「今は頭に来てるから いいよっていわない!」などと、子どもじみたことをいったりして・・・
「ちゃんとごめんねっていいなさい」なんて、余計なお世話だよなあ。無理だよなあ。
自分の感情に素直になることを 小さいうちから積み重ねていれば(その環境を与えられていれば)
自分の感情に気づけなくなる→自分でもどうしようもなく感情が暴走する、なんてことはないのかもしれないな。(はは)