ずーっとずっとだいすきだよ
一年生の娘の教科書に、このえほんが抜粋されています。少し表記など違うのかもしれませんが、もとはaisbn:4566002764ずーっと ずっと だいすきだよ (児童図書館・絵本の部屋)という絵本らしいです。娘は毎日本読みの宿題をしていますが、はじめてこのお話を読んだとき、つい涙ぐんでしまいました。そういうおかあさん、きっといるでしょ!いるよね!
ずっと一緒に大きくなってきた飼い犬の死、という いってみればよくあるテーマですが、主人公の「ぼく」は、その死を兄弟よりも肯定的に受け止めることができたようです。それは、毎晩一緒に寝る前に、「ずーっとずっと、だいすきだよ。」と、語りかけてあげていたからです。
「すきなら、すきと いってやればよかったのに だれも、いってやらなかった。いわなくっても、わかると おもっていたんだね。」
いつか他の動物や金魚などを飼うことになっても、僕は毎日、「ずーっとずっとだいすきだよ」と語りかけてあげる。物語はそうしめくくられています。
傍らで聞いていた下の娘が、しばらくして「金魚さんに、だいすきっていってこようかな」とポツリ。その後、お姉ちゃんとなにやらごにょごにょ、玄関で内緒話をしていました。
それで思い出したこと。先日新聞に、こんなおかあさんの投稿が掲載されていました。大意ですが。
「また娘を叱りすぎてしまった。床についた後、『こんなおかあさんでごめんね』とつい謝ると、娘は『おかあさんはそのままでいいんだよ』と言ってくれた。でもその後、『○○ちゃんもいい子になりたかったのに。いい子じゃなくてごめんね』と娘のほうが泣いてしまったので、あわててなぐさめた。
でも、『そのままでいいんだよ』っていってもらえたの、すごくうれしかったよ。今度は○○ちゃんに、おかあさんが言ってあげるね」
そのままでいいんだよ、という一言はうれしいですよね。私も過去に言ってもらえた時嬉しかったし、以前娘にそう語りかけたとき、(逆に)娘が泣いてしまったことも覚えています。
そういいながら、叱りとばしてるんだけどね、現実は。
わたしも、「ずうっとずっと、だいすきだよ」「そのままでいいんだよ」って、ちゃんと口に出して、娘たちに語り続けよう。と、思いました。娘たちのほかは、ちょっと照れるけど、せめてそういう「気持ちで」周りの人々に接することができたら、みんなハッピーだな。(はは)