寒のしいたけとカヤツリグサ
仕事帰りに仲良しのばあちゃんちのコタツに入りこんで、お茶をすすっていたところ、
話の流れで、寒の時期にとれたしいたけの話になった。
折しも小寒、寒の入りである。これから大寒を経て、節分を迎えるまでが、寒の時期なんだって。
この時期に、ちょっと出かけたものの、「寒くて大きくなりえーない」ようなシイタケをだいじに干しておいて、煎じたものは薬効が高い、そうな。
息子や旦那さんのどんな症状に、どんなふうに効いたかを、教えてくれた。
シイタケといえば極陰の食べ物で…なんて、本の知識だけでとらえていた私は、臨場感あふれる実話の嵐におどろいた。
「○○さん。たいがいいろんなこと話してもらってきたようだが、まだまだえらいことを知っているなあ」と言うと、目もそらさずに
「おう。知っているよ。わしゃー医者だぞ」と笑った。
医者の言うことをさておいて、周りの人を救ってきたエピソードに事欠かない このヒトにいわれると、実感がある。
ちなみにこのとき、カヤツリグサのお茶も頂いた。婦人病によいというが、これもネットでちょっと調べたぐらいじゃ出てこなかった。煎じて飲んでみると、たしかにお腹があったかい。おそるべし。