埋めうない手伝いで、考えたこと
ばあちゃんの畑で、じゃがいもを植える準備として、埋めうないをした。これは昨年の秋、いや一昨年の秋に麦まきをする際に、伝授してもらった方法だ。
その時の記事はこちら。畑を片端から耕しながら、野菜の残渣や枯葉、枯草などを埋めこんでいく。
慣れた人がすると、ちゃんと畝のように土がそろって盛り上がる。
私はうまくいかない。そういうと、ばあちゃんがもう一度、やってみせてくれた。
どうやら私は深く耕そうとするあまり、土を後ろに動かしすぎるようだった。
言われたように、また、隣の畑で同じように埋めうないをしていた方の姿勢を見ながら、まねてみた。
すると、気持ち良いように土の姿がそろっていった。
「やっただけのことはあるなあ」と、笑われた。
教えてもらって、やってみて。それでわかった気にならずに、繰り返しやってみて。また出てきた疑問をぶつけて、理解が深まって、もう一度基本に立ち返って。
そうやって、無骨に身についていく。私は、実際に手を動かし、からだをつかって、そうして物事を学んでいく、受け継いでいこうと思った。これからもずっと。