やまゆり咲かせよう運動 番外
日向・庚申塔のそばで、やまゆりの札をなおしたり、草刈りしたりしていた ある夕方の事。
一度通り過ぎたケッパコが、バックしてきました。
見ると、髪の毛を染めた若い衆です。30代にかかるあたりか。
あのさあ、おれ、高速道路の工事してんだけど。
ヤマユリがっさあ。けっこうあんだよね。
全部かっぱらっちゃう(草刈り機で刈っちゃう)んだけどさあ。こう、つぼみが白くなってるのも。
みんなさあ、埋めちゃうからさあ。
「何つうかさあ、もったいないじゃんね。ほら、こういう活動もさあ、してるわけで。
ああいうのさあ、掘って持ってったら、先生っち植えてくれるだか。」
もちろんそのお気持ちが!とお話をして、
学校にもその旨、お伝えますのでどうぞよろしくとお話ししました。
「まあ、すぐのすぐにじゃないけどさ また持ってくよ」
そういって、チャラい(失礼っ!)車は走り去って行きました。
今年も、花が咲いたところで折られたものもある。ごていねいに、名札を取って地面に残してまでも。
それでも、いろんな人がいろんな思いで、見守って下さっていると思っています。
伸びてきたなあ。つぼみついてきたなあ。
ああ今年も咲いたなあと、見ていてくれると思うと、とても嬉しいです。