悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

かまきりの出産

画像

今度はかまきりです。

下の娘と一緒に 近所の犬のところへ遊びに行ったら、

思いがけず柿を3ついただきました。

そして近くの木のたもとで

大きなかまきりが のたのたと歩いているのを見つけました。

上の娘に見せたくて 柿のビニール袋の中に入れ、

そっとそっと 持ち帰りました。

柿の上でかまきり君、いえかまきりさんは、不安そうに揺れていました。

幼稚園から帰った上の娘と 通園バスのこどもたちに見せると

案の定「おっきい~」と歓声が上がりました。

娘はおっかなびっくり触りました。親子でかまきりのポーズをまねっこ。

「お腹、つやつやして大きいね」

「卵産むのかなあ。産むとこみたいなあ」

その後かまきりを庭に放すと、

すぐに ハクチョウゲの潅木を登り始めました。

そして一本の小枝に逆向きにとまり、・・・・動かなくなりました。

お腹が息づき、

お尻の部分の器官が開いたり、閉じたりしながら

小枝の形状をさぐるように、ちょんちょんとつつきまわしている。

どうやらヒトの陣痛のように 生まれるまでには何度か大きなうねりがあるらしい。

見つめる私も 緊張してきました。

「今ね、たぶんかまきりさん、すごくがんばってると思うよ

かーかもね、すごく痛かったの」そう話してみると

娘は少し顔をゆがめながら かまきりを見つめていました。

そして午後5時のチャイムが合図だったように

少しずつ少しずつ、卵のうの泡が お尻から出始めました。

意外にも卵のうは 青と白のマーブルのような色合いでした。

「これ・・・何色っていうと思う?」かまきり卵色、としかいえないような

不思議な色でした。

残念ながら日も落ちて 寒くなってきたので、

どろんこの子供たちと一緒に 家に入ることにしました。

明日の朝が楽しみです。

「かまきりさん、がんばってね。また明日ね。

この枝、絶対に切らないから。一冬大事に守るから。安心して産んでね」

画像は、別のブログから掲載させていただきました。

あまりに的確な画像だったので。

私もとってみたのですが、ピンぼけてしまいました。(はは)