悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

女子フィキュアスケートを終えて

4年前は荒川静香さんの演技に魅了しましたが

今年はなんといってもキム・ヨナ対真央ちゃん!でしたね。

ライブでは見られなかったので、夜の録画番組を観ました。

二人の演技は言うまでもないですが

意外にも最も心に響いたのは カナダ代表ジョアニー・ロシェットでした。

数日前に 最愛のお母さんを突然亡くした、というニュースが伝えられました。

しかしフリーが終わるまでは、一切マスコミに応対しないという方針でした。

フリーの演技は鬼気迫るものでした。それまではあまり、ロシェット選手のパワープレイ的なジャンプには注目していなかったのですが、どんな思いで地元のプレッシャーと、母親の件での悲しみに向き合っているんだろうと思うと、たまりませんでした。

何度もよろけながら踏みとどまり、あたえられたお役目を、彼女はきちんと全うしました。

すべてのオリンピックでの演技を終えると、拍手の中、ロシェット選手は天を仰いでキスを送りました。結果は銅メダル。カナダフィギュア界で数十年ぶりの快挙とのことですね。もう遠慮なく泣いて、泣き損ねることのないようにと願いました。