炭で煎じるのだ
セイタカアワダチソウがいーい具合に乾いた。
お風呂用に採ってきたのだけど(薬害を出す、アトピーの改善に効き目があるみたいです)、お茶にしてもよいと聞いた。
一度目は、ドクダミやカキと同じように、ガス火にかけて沸騰させた。
セイタカアワダチソウの匂いには慣れていたけど、「お風呂みたい」と、娘達には不評だった。いかにも効きそうなカンジだったけどね。
二度目は、七輪で煎じた。
すると、なんだか違う。「美味い」とはいえないが、まろやかで香ばしい感じがする。子どもも同意見だ。
たぶん、いきなり高温までもっていくのと、低温からじっくり上げていくのとで、酵素のはたらきが変わって来るのだろう。サツマイモも、高温でやわらかくするのと、じっくり置き火で和らげるのとでは、甘さがちがうではないか。
お風呂に入れるにしても、たしかにこう書いてあった。「水の状態から入れて、わかして下さい。追いだきができない風呂の場合は、煎じて入れてもよいが効果は異なります」
むかしの人々は、薪や炭で調理していたから、時間も手間もかかっていたろう。スイッチぽん、じゃないもんね。でも、その分きっと、効能のあるもの、美味いものを食べていたんだろうなあと思う。
そう思って今日も、野草茶を煎じています。