悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

「筋肉」よりも「骨」を使え! (甲野善紀・松村卓)

私の仕事は筋肉を良い状態にしてナンボ、と思ってきた。骨のつまりや骨盤のかたむきも、まずは筋肉を考えるのがだいじ。ちょうど自分の体についても、筋トレをなんとか習慣化しようとしているところだ。それなのに…出合ってしまった、この本に。
いわば古武道的身体論。
なになに、発想を変えろと?無駄な力みをなくして骨身にまかせる、うん、それは分かる。
筋力の発揮をなるべく省力化して、骨を活かす、うん、そう思ってきた。とくに立位の場合は分かるけど、運動においてはまだ理解が追い付かない。
えっ、「まず骨が動いて、筋肉がそれに従う」?たしかに天動説が地動説になるほどの衝撃だ。
それに、体幹レーニングなんて必要ない、むしろ体を固めてしまう、、、とな???
 
腑に落ちる部分と腑に落ちない部分がある。でも、トンデモ本だとも思わない。松村氏は『骨ストレッチ』創始者で、より骨に近い部分をほぐせるというのは私にとっても魅力だ。
代表的な骨ストレッチをやってみたところ、「ストレッチ」とはあるものの、深部筋にスイッチを入れるような印象があった。印象、というのは私の体感で、ということだ。こうやって体で納得しないと、地動説として腑に落ちない。
カラダの使い方、メンテナンスに関わる(これからも関わっていきたい)者として、とても興味深い。もう少し思考錯誤、試行錯誤、カラダで実験続けます。