悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

八つ頭と、ばあちゃんの思い出

先週、数年前まで住んでいた、山あいの地域に仕事ででかけた。

里いもの季節である。仕事先の農家さんが、「市場へ出すのに『はねた』のだで、おぞいよ(形が悪いよ)」といいながら、八つ頭の子芋をわけてださった。

 

さっき、蒸して剥いて何気なく一つ食べて、しんみりした。

ひとつには、懐かしかったから。こうして八つ頭の子芋をゆでて(うでて)おいて、ストーブであぶりなおして、しょうが醤油で食べたもんだ。

もうひとつには、いも作り名人だった 大好きなばあちゃんを、思い出したからだ。

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ばあちゃんは八つ頭の茎まで無駄にせず、いもがらをつくった。その煮物はぴかいちだった。

どこで八つ頭をたべても、いもがらの煮物を食べても、ばあちゃんのと較べてしまう。自分が上手に作れるようになろうと思う。年をとってからも、年々上手になっていけると思える目標があるって幸せだ。ばあちゃん、ありがとう。