悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術

前書きで問いかけられた二つの質問に、まずハッとした。
・あなたは自分なりの世界観を持って日々の仕事に勤しんでいるか?
・どんな世界がやってきたらよいかという自分なりのビジョンを持って、仕事に取り組んでいるか?
 
現代は利便性が過剰になっているので、「役に立つ」ことよりも「意味がある」ことに価値がシフトする。分かりやすい対比で言えば、日本の大手家電企業とスティーブジョブス
機能を盛り込みすぎたテレビリモコンはかえって使いにくい。それに対してappleのブランド力は、顧客が酔いしれることができる世界観を提示した事に最大の意味がある。
そしてそのアイコンのひとつがThink differentというキャッチフレーズ、デザイン。
 
そんな大それた企業の話じゃなくて、自分自身のひとり企業だって、価値観・世界観は最も重要なものだ。
筆者はデザインの前と後ろという言葉でそれを表現している。
前側には、喜怒哀楽を含めた、生身で作る価値観がある。「こんなこといいな、できたらいいな」と情熱を傾けられる情景を、わくわくくっきり具体的にイメージする。
そしてその実現のために、世界観を圧倒的精度で作り上げるのが後ろ側。
 
世界観って、漠然としたことばで、あまり好きではなかった。「あのアーティストの世界観がスキ~~」とか言われるとなんやねん、と思っていた。(そういう点、存在感と似てるかも)
でも改めてこの言葉を「ストーリーと、わくわくする未来を提示する力」と定義してみたい。
冒頭の問いに戻ると、今現在の私は、くっきりとした世界観のもとに自分しかできない仕事をしているとは決して言えない。でも、構想は育ちつつある。整体とお茶という二つの分野で、こんなわくわくした未来がいいな、という姿はある。そこを情熱をもって大事に育てて、顧客を酔いしれさせる=共感してくれる仲間を増やすことにチャレンジしていきたい。