不思議なこと

先日、我が家におひなさまがきた。不思議な縁で、よそからいただいたのだ。

それはホントに不思議な縁としかいいようがなく、我が家にくることになっていたのかもな～と思う。娘が生まれたときには、人形店に行っても　これ、と決められずに買えなかった。そんな高価で大きなものを、これといった決め手もなく選べなかった。

それなのに、引き取りにいって３段飾りのおひなさまを見たとき、アーこれだったんだ、と思った。

家に運び込むと、とりあえずダンボールから出して、お庭の風景を眺めていただくように置いた。教えられたように家の四方に塩をまいて、「末永くよろしくお願いします」と言ってみた。自分の家に日本人形がある、というのは、予想以上に存在感がある。

もちろん娘たちはよろこんだ。時々そばによって見入ったり、オルゴールを回してみたり、ごっこ遊びの一員に加えたりしている（動かさずにね）。

ガラスケースに収められているのだが、「出している間は、色が褪せるのを防ぐように、お水をいれてあげて」といわれた。そこでなんとなく、毎日神棚のお水と一緒に換えることにした。一日置いた水は、玄関先の花壇にあげている。するとマツムシソウとデージーは、真冬だというのに葉の色も落ちず、元気なままである。

不思議だ。でもきっと、そういうものなんだろうな。

「みてみて～、まめっち入れちゃった～」と言われて振り向いたら、何かの付録のお雛様も、ケースのあちこちに飾られていた。おいおい～。（はは）