添加物のこと
めがねを踏んで、ゆがんじゃったとき。
はじめは、かなりな違和感がある。視界がゆがむ。でも、しばらくかけつづけていると慣れてくるんだよね。ちゃんと視点が合うようになってくるんだ。人間の適応能力って、すごいなと思う。
この間、大手メーカーのコーヒー飲料を久しぶりに飲んだら、後味に薬臭さを感じた。
何度か飲んでみたけど、たしかに薬っぽい味がした。
でも、意地汚いから残せなくて、しばらく飲んでいたら、やっぱりわからなくなった。
しらずしらず、慣らされて「あれっ」と思えなくなっているものは多いと思う。
先日、知り合いのおばあちゃんが「これ見てみろ」と、きゅうりを一本差し出した。
何ということのないきゅうりだ。いぼもそれなりにしっかりしている。
それが、3週間前に買ったものだと言う。
「冷蔵庫にも入れずに忘れていたものだが、こうだ。
気味が悪くてな。
どれだけもつのか、見てみようと思っている」
それをきいて、ジャガイモの話を思い出した。
流通にのっているジャガイモの中には、芽が伸びないように放射線を当てられているものがおおいという。
試しに、それを種イモにして育ててみた人がいたが、芽の伸び方が実にいびつだったという。
なるほど 生殖機能をとめられているって、そういうことなんだなと、読んでいてうすら寒くなった。
自分の家でとったジャガイモは、芽が怪獣みたいに伸びてくるもんね。
値段や便利さを問わなければ、「買わない」という選択は、無理ではない。
でも外食や加工品には、いやおうなく含まれてくる。
それでも、だからしょうがないよね現代だもの、って あきらめないで、
緩やかに選択し続けていけばよいと思うし、
そういうニーズは今後広がっていくと、楽観的に思ってます。