悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

北欧こじらせ日記(Chika)

塾のイベントで紹介された。ツイッターから火が付いて、ドラマ化もしてる、のかな。軽い娯楽のつもりで読みだしたものの、なんのなんの。
著者Chika氏は、13年間のあこがれを実らせて2022年にフィンランドに移住した。その準備期間と就職活動、そして寿司職人として現地で働き始めた日々をつづっている。

現在30代半ば、私世代とは海外とのやりとりや夢の温め方がそもそも違う。デジタルのペンパルとやりとりし、SNSでチャンスをひろげ、ウェブ面接に臨む。でも、夢の実現が一足飛びに行かず、チャレンジと挫折を繰り返しながらこつこつと前を向いていくのは、かわらない。
具体的に夢を描きながら、寿司職人の修行を楽しみ、積み上げていく。
そして、応援してくれる仲間の力を糧にしてステップアップする。

チャンスの女神の前髪を「今だ」とつかみ、そこまでの積み上げを信じて最後の準備をして、
ついに内定メールをもらったときの
「夢って…叶うんだ…」のコマには、涙をこらえきれなかった。

編集者さんからのひとことがいいので紹介します。
「流れ星を見てすぐに願いが言えるのは、願う準備ができている人だけです」