悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

そして生活はつづく(星野源)

源さんの初エッセイらしいです。よく自然体っていう言葉が冠される人だけど、そこまで書いてしまうんか!とげらげら笑いながら読んでしまった。
特に「ばかはつづく」の項が秀逸。目の前でばっさばっさと、愛ある「ばか呼ばわり」をされながら、それを認めて感心して、さらにばかが加速していくんである。ばかはつづく。
 
家族とのエピソードもおもしろい。見開き後ろに、「高い高い」されている筆者の写真があるんだけど、幼いころにこの写真を見ながら「お前は宇宙から降りてきたんだよ」と話されたのを真に受けて、本気でラピュタの世界を信じていたらしい。他にもエピソード満載だ。まったく、私自身の「お前は橋の下どころか、ドブの中で拾ってきた子だ」なーんて言われた エピソードなんて、へでもねーわと思えてきました(失礼)。