悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」

友人の紹介からぜひ読んでみたいと手に取った本。
突破口を開いて、新しい市場を開拓して行く起業家たちに共通する、「行動指針」や「意思決定のパターン」を、五つの原則で表現している。つまり、個人の資質や特性ではなくて、学習可能な原理原則なのだと。
それをナチュラルに実践して成果を上げてきた人は、エフェクチュエイターと言われるみたい。とは言えいろんな程度で、いろんな規模で、私たち自身も実践してきた(そして取り入れていける)原則だ。
 
・手中の鳥(表紙のトリ)
・許容可能な損失
・レモネードの原則
・クレイジーキルト
・飛行機のパイロット
 
なんのこっちゃ?
従来のやり方は、まず設計図を描いて、要素分析して実現していくかんじ。
エフェクチュエーションは影響の輪の中(コントロールできる範囲)からスタートして、輪を広げて他の人の輪ともまじりあって、わくわく設計図を書き込んでいくかんじ。
従来がジグゾーパズルで、エフェがパッチワークという説明がナルホド。
 
後半の実践例(事業展開例)は、私にとっては規模がでかくて分かりにくかった。いずれにしても原則の理解だけじゃなくて、どんなにショボくて規模が小さくて、個人的なものであっても、実践することがなによりだ。そして身近な船頭さんを追って、わくわくと前に進むのが一番だ。