大根の酢漬け
お隣に住んでいるおばあちゃんから、大根の酢漬けをいただいた。このへんではポピュラーな保存食だ。私も去年教えてもらって、ホントは自分で漬けたのがあるんだけど、「ないですう~」と嘘こいた。だって、ひとんちの漬物、食べてみたいじゃないですか。
くやしいくらい美味かった。「負けた~!」
もちろん、年の功もあろう。でもたぶん、野菜も違うと思うのよね。
以前、同じお宅からサトイモをもらって、これが実にほっくりとおいしかった。私はそれほどサトイモに弱くないのに、久しぶりに手がカユカユになった。それからカブも、糠漬けにしたらはっとするほど美味しくて、ちちも絶賛した。
おばあちゃんは、こういっては申しわけないけれど、何か特別な作り方はしていないと思う。例えば無農薬ですとか、肥料にこだわってますとか。自分ちの畑で、近所のDIYで売ってる農薬をまいて、フツーに(いただきまくってるのにすみません)作っていると思う。
なのになぜ美味しいか?いや、ふしぎなくらい、美味しい。
こないだ 別の方からの無農薬野菜を記事にしたが、こちらもひけをとらない。
野菜をいただくのは大抵夕方だ。子どもと外で遊んでいると、ブーンとバイク(カブ。ぽんぽん、っていうのは方言かな?)の音がして、ニコニコ顔のおばあちゃんが帰ってくる。
「あんたこれ食べる?さっき抜いてきたんだけど」
思うに、野菜が収穫されて店頭に並ぶまでの時間や移動距離は、
私が考えてきた以上に、野菜に負担なのかな。
さっき抜いて、うちまで持ち帰って、洗って漬ける(料理する)、だからこそのウマさなのかもしれない。
地産地消。
おばあちゃんいつもありがとう。私はたくさんのことを学んでいます。(はは)