麦の秋、ふかまる
昨年の秋に、仲良しのおばあちゃんちの畑に麦を撒かせてもらいました。
麦秋、の言葉どおり、黄金色にみのりをつけて、もうすぐ刈りいれ時をむかえます。
先日来の日照りで、どこの畑も水を欲しがっている様子。
ある日、ばあちゃんちに寄ると、こういわれました。
「ゆんべしまは、麦が『水でいいからくりょよー(くれよー)』って言ってる声が聞こえたもんで、
一時間ばか水をくれたっだ」
こんなにはしゃいじゃ(渇いちゃあ)、実も大きくなれないずらかと思って。
まったく、「畑を借りて作ってる」なんて、とても言えたもんじゃない
ばあちゃんが毎日毎日、麦の顔を見ちゃあ世話してくれるので、うまく育っているのです。
ちなみに麦の畝の間では、よい日陰になって、サトイモも芽を伸ばし始めています。
すまないねえと、ばあちゃんに謝ると、「よいだ。毎朝起きる励みになる」とにっこりしてくれました。
私、このばあちゃんに会えたことは、移り住んできての宝物ナンバーワンだと思ってます。
来週、再来週あたりに刈りいれかなあ
穂刈にするか、束ねて干すか・・・またばあちゃんに教えてもらおう。
その頃には、朴葉もちのための葉っぱも取りに行こう。ばあちゃんを連れて山へ行こうと、思っています。