悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

習い事はじめ

そろそろ娘のまわりにも、何かしらのお稽古事をする子が増えてきた。お稽古事ってむずかしい。何か選んで通えば、そのほかの可能性をなくすような気がするし、かといって何もしなければ 機会を与えていないような気がする。いずれにしても、親の恣意が大きいような気がして・・・う~ん考えすぎ?

娘が「やりたい~」と言ったことがあるのは バレエ(定番!)とスケート(イナバウアーの時期です、もちろん)。これは続くかどうか疑問だし、諸般の事情により考慮外。いや、それもどうか?

自分がさせてもらって よかったものは、子どもにもさせたい気持ちになってしまう。私の場合は ピアノとそろばん。娘の特性を考えると、体操もいいな。どうせならちょっと遠くの、評判のいいところに通わせたい。でも送り迎えも大変だ。・・・あれこれ考えるけれど、実際先立つものの事情もある。

要は娘のベストを考えることと、縁があったもの、とは思うのだけれど。

そんなとき、市で開催する 年長さん向けの水泳教室に誘われた。2ヶ月間12回、お試し感覚で参加できそう。それほど厳しい指導もなさそうだし、お友達もいるなら 入門としてもいいかな。というわけで、さっそく申し込んだ。

初日、プールバッグにお着替えとタオルを用意して、娘を受付の列に並ばせた。緊張した様子で出席カードを受けとり、ちょっとふりかえって、靴を脱いで入っていった。

私はママ友達と一緒に、2階のガラス越しの観覧席に移った。まもなく、おそろいの帽子をかぶった娘がプールサイドに出てきた。2階を見上げて目が合うと、嬉しそうに手を振ったけれど、やっぱり緊張気味につめを噛んでいた。そして何度も何度も上を見上げた。娘は「緊張しい」なのだ。

でも準備体操の後、水に入ったら 心配は吹き飛んだ。ただただ楽しそうに、水とたわむれていた。水遊びってのが、共通言語になるんだな。一気に知らない子どもたちとの距離を縮めて、水を掛け合い、滑り台に走っていった。もう私と目も合わさず、ただ楽しんでいた。そうやって心を開いていく娘を見ているのは気持ちよかった。

短い体験教室だし、娘に泳ぎ方を覚えてほしいとは思わない。水あそびすること、小さい幼稚園生活を超えた世界をちょっと見てみること、ぐらいでいいと思っている。

それから親の私も、習い事一年生だ。どきどき楽しもうと思っている。

娘は「楽しかった。すっごく楽しかった。明日はないの?」と帰ってきた。よしよし、よかったね。(はは)