名前つき汁椀
我が家は4人家族。当然 日々の食卓には 四つの汁椀が並びます。木製の、なんてことない汁椀を使っています。
ある日、そのうちのひとつが ガスレンジのそばに置いておいたせいで 一部焦げてしまいました。まいっか、と使い続けていたのですが、娘たちは「こげこげ、ヤダ~」と嫌がります。自分のところにまわってくると、ちちやははのと交換してしまいます。
そのうち 何かのきっかけで(なんだかは忘れちゃったけど)、微妙な木目の違いから、
「それならこっちはお月様じゃん」
「じゃあこっちはラブラブ(ハート型)だよね!」
「こっちは?タマゴ~」
と、そのほかの三つも命名されてしまいました。
こうなるとややこしい。娘たちの一番人気は、とうぜん「ラブラブ」です。朝ごはんではおねえちゃんがラブラブだっただの、またお月様じゃヤダだの、ずるいだのと 日々騒動の種となるのです。
問題をさらにややこしくするのは、それぞれの盛り方が違うことです。まず食べる量がちがう。加えて、上の娘は、このごろ薬味のねぎが食べられるようになってきたので、かけたがるし。下の娘は、それをまねしてひとつだけ(ひとつだよ~!)いれるのが決まりだし。味噌汁の中身によっても、このときには多め、少な目というのが、ありますよね。
で、いちおう気を遣って盛ったつもりなのに、お椀で嫌がられちゃうなんて~(涙)。
あわただしい夕飯直前の盛り付け時。あっ今日はおひさま上の子だった、なんてやってる自分が、う~ん、まどろっこしいよう~。(はは)