ロッタちゃんとじてんしゃ
ガラガラガラ・・・と補助輪の音をひびかせて、娘が自転車に乗っています。ニコニコと胸をはって。「わっぱ付き」の癖に、いっちょうまえのつもりなのであります。
先日ゆるい坂を下りながら、娘がこういいました。
「こういう坂道をね、おもいっきり下るのが、ユメなのよ。あたいの。」
あたい?ああそうか、ロッタちゃんか。
娘の5歳の誕生日の頃、ロッタちゃんとじてんしゃという絵本を読みました。同じく5歳の誕生日を迎えようというロッタちゃんが、自分の自転車がほしくてほしくて・・・というお話です。けっこう補助輪なしで乗りこなしてしまうロッタちゃんと自分を、重ね合わせていたのでしょう。
それから、同じ幼稚園・おないどしのKくんが、わっぱ無しで、しかももう公道デビューまで果たしているのも、刺激になっていたと思います。
「あたいもね、わっぱ無しで乗れると思うよ。ちょっと練習すれば。Kくんみたいに」
そう言い出してきかないので、ハイハイ、外してあげましたとも。
ただし上の子で解っているので、期待はしませんでしたよ、最初から。
案の定、娘は嬉々として自転車にまたがろうとしたものの、ちゃんと起こして左側に構えることすらでできません。フラフラとしてハンドルが定まらず。
だいたい右と左が怪しい人が、自転車に乗れるもんかい。
半泣きで自転車置き場に納めて以来、
娘はチャレンジする様子も無し。さてさて、いつごろやる気になるものやら。(はは)