悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」

「必ず食える1%の人になる方法」が面白かったので、藤原和博氏の著作を続けて。
これまた含蓄が深く、しかもわかりやすかった。 変化のスピードが早く、仕事消滅時代といわれる今、磨いていくべき能力とは何か?
これまで重要視されてきたのは「情報処理力」=知識や技能、正解のある問題に対して回答して行く能力。 ここから、仕事は奪われていく。
そこをベースにしつつ、必要なのは「情報編集力」正解のない問題に、自分で仮説を生み出し試行錯誤し問題解決までもっていく力だ。
この対比の比喩として、見本と正解のある「ジグゾーパズル」と、世界なく創造性を膨らませていく「レゴ」のメタファーが挙げられていた。 分かりやすい!
与えられた世界観ではなく、むしろ世界観を作り上げる、という表現もあり、別の読書とも重なった。
 
「必ず食える1%の人になる方法」にもあった、100×100×100で希少性ある人生を描け、という考え方も、重ねて述べられていた。 好きで得意を3つ積み上げて、それらが離れていればいるほど、とんがった3角形が描けるってことだな。 
どんな三角形を描いて、レアカードになっちゃおうかしら。