悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

ストレングス・スイッチ 子どもの「強み」を伸ばすポジティブ心理学

 
ポジティブ心理学の関連本としてお勧めして頂きました。
子供と接していると、ついついできている部分よりも、「もっとこうなっていってほしい」という部分が目につきがちです。でもそれは当たり前だそうです。
なぜならネガティブに注目することで私たちの祖先は生き残ってきたから。
でも現代の私たちは、ポジティブに注目することで、より豊かに生きられるのです。
本人の強みを理解して、それに基づく子育てを実践できると、
子供のオプティミズム(楽観主義)と、レジリエンス(回復力)を伸ばせるそうです。
 
とは言え「強みに基づく子育て」は、何でもかんでも褒めまくることではありません。本人が既に持っている資質としての強みを理解して、より有効に導く。悪いところを直したり、ないものを植え付けたりすることではない。
 
ああもう!と脊髄反射で声かけしちゃいそうな瞬間、ありますよね。
そこで必要なのは「強みスイッチ」視点を弱点から強みへ、ぱちんと切り替える。そのために自分がどう準備しておくかを、示してくれる本でした。
 
とても有効で、実践的な考え方で共感できます。そしてお子さんが小さくても、我が家のように20歳前後でも、実践が目指せると思います。
ただ、今の読後感は、おおよその道筋はつかめたけれども・・・どまりです。実践にはやはり、まずは強みの要素の理解と、その強みが生活の中でどう表れるかという理解を、自分や子供、家族や周りの人々にひろげて自分の中におとしこんでいくことが必要だと感じています。
もう一度「強みの育て方」に戻って、まずワークをしっかりしよう、そうしたら自分もよりポジティブに人生を楽しめそうだし、子供たちにもよい声掛けができそうだなと心はずませています。